肩が痛くなる時とは??
例えば朝起きたときや、腕をあげるとき、肩に痛みを感じることはありませんか?
デスクワークや勉強、家事などで、長時間同じ姿勢をとっていることが肩の痛みの原因であることも多いと言われています。更にスマホを操作している時や、歩いている時の姿勢が悪いなど、普段の姿勢に問題がある場合も肩に痛みが出ることが多いのが現代の特徴です。
そのため肩の痛みは年齢や性別に関わらず、多くの方が経験していて、その原因には日常生活が大きく関係しています。
一般に肩こりは、実は多くの場合、首のこりと言われています。首の筋肉は肩へつながっており、首の筋肉が収縮し、肩の筋肉にまで及んで肩こりとして感じられます。
現在では、パソコンやスマートフォンの普及により首・肩の症状を訴える人が非常に増えてきました。
長時間パソコン作業を続けることで、頭を支えている首の深部の筋肉が疲労し、それによって肩の筋肉も疲労します。静止して一定の姿勢を長時間とり続けた結果、首の筋肉の疲労が起こり、首や肩、ひどくなれば上腕にまで痛みやシビレが起きることもあります。さらには背中にも症状が及び、背筋を伸ばしているのがつらくなることもあります。
このような症状を改善させていく為には、疲労の出てる筋肉のバランスを整えてあげることが必要です。
同じ姿勢をとり続けないよう、適時に姿勢を変えることも大切です。また、簡単な運動をして筋肉をほぐしてあげることも、症状の予防や改善に効果的だと思います。
肩の痛みでよく知られている「五十肩」は、50歳代を中心とした中年以降に、肩関節周囲組織に明らかな原因なしに発症し、肩の痛みと運動障害を認める疾患といわれています。五十肩には特に誘因が認められないことが多く、ときに軽微な外傷の繰り返しの後に肩の違和感や痛みで発症します。好発年齢は40~60歳代が多いです。
肩関節は上腕骨、肩甲骨、鎖骨の3つの骨で支えられ、関節の中では最も動きを伴うため、それだけ周囲には筋肉も多く付いています。また、骨だけでは構造的に不安定なところを関節包や腱板が強度を高めているのです。そのため、肩の使い過ぎによって炎症や損傷が起こりやすく、痛み、動きの制限が起こると考えられます。このような肩関節周囲炎を五十肩と呼ばれています。
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