ぎっくり腰の治し方~私が体験した3つの治療法~

こんにちは。きたのだ整骨院、代表の向井です。

今日は私が経験したぎっくり腰の話です。

急性腰痛。重い荷物を持ち上げた時に腰を痛めた、顔を洗うのに前かがみになった時に腰を痛めた、要するに腰に負担のかかる動作や姿勢をとった時に腰に激痛が襲ってくる(魔女の一撃とも言われます)、これが急性腰痛、いわゆる“ぎっくり腰”です。

現在、日本では10人に1人が腰痛持ちと言われています。必然的にぎっくり腰を経験したことがある方も多いと思いますし、実際、当院にもぎっくり腰になられて来院されるお客様が多くおられます。そして、恥ずかしながら私もそのぎっくり腰の経験者です。。。はい、普段はそのぎっくり腰を施術する立場です(笑)

 

もう2年ほど前の話です。私はスギ花粉のアレルギーがあるのですが、スギ花粉の時期にくしゃみを連発していました。その時です、くしゃみをした瞬間、腰に激痛が走り膝から崩れ落ちました。そうです、私はくしゃみでぎっくり腰になったのです。

崩れ落ちた後は、膝に手を突かないと立ってられません。腰はくの字に曲がったまま。伸びる気配はありません。こんな感じです。

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家内に靴下を履かせてもらい、従業員に車で迎えに来てもらい、職場ではキャスター付きのの椅子にもたれて移動する始末…。痛みでとても辛かったのですが、正直、チャンスだとも思いました。それは、「いったいどんな治療が有効なのかこの体で試してみよう!」と思ったのです。

 

まず、腰痛といえばコルセット!!

(ここからは個人の感想で効果には個人差があります。あしからず。)

 

コルセットは腰痛を起こさないように腰椎や筋肉をサポートしたり、前かがみなど腰を動かすと痛む時には患部の固定として大きな効果をもたらすとは思いますが…腰が伸びないぐらい痛みのある今回のぎっくり腰には無効でした。コルセットをして楽になった実感は得られませんでした。

 

次に消炎鎮痛剤。いわゆる痛み止めです。市販されている薬を受傷直後と翌朝に飲みましたが…?…?薬の効果機序は詳しくわかりませんのではっきりしたことは言えませんが、正直???でした。

 

で、ここから効果のあった施術の方法をお教えしたいのですが、どれほどの効果かと言いますと、私は3日で良くなりました!!

初日、キャスター付きの椅子にもたれて移動→2日目、松葉杖を突いて移動→3日目、自立歩行、車も運転可能に、仕事は完全復帰!!

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職業上の特権で1日2回の施術を受けられたので早く良くなったと思いますが、にしても想像以上に早かったです。

 

で、実際にやった施術は…たった3つです。

 

骨盤背骨矯正・深部筋トリガーポイント指圧術・温熱療法

 

なぜこの3つだったのか??それは私の経営している整骨院では特殊な電気施術器もなく、この3つの施術の組み合わせが自信をもって腰痛を治せる施術であると思っているので、この施術しか試せないのです。(他に施術法がない???笑)

 

まず疑問に思われるのが、ぎっくり腰は『安静』が1番じゃないの?ということでしょう。

歩くのもままならないぎっくり腰が起こることもありますのでその場合は安静加療が一番だと思います。

しかし、結論は、動かせるならある程度背骨を動かした方が良くなります。くの字に曲がった背骨を安静にして、いつまでもくの字のままだと、伸び縮みしない筋肉は硬くなってしまいます。筋肉が硬くなると血流も悪くなり、さらに筋肉は硬くなります。筋肉が硬くなると背骨の動きがさらに悪くなります。

そうです、動かさないことで悪循環に陥り、なかなか痛みが改善していきません。

 

施術その1:骨盤・背骨矯正

背骨には生理的弯曲があり、腰椎は前弯(前反り)が正常な状態なんですね。前弯があることにより周りの筋肉との均衡もとれやすく、腰椎と筋肉のバランスが理想的な状態になります。ぎっくり腰の場合、腰椎の前弯がなくなり、逆に後弯(丸くなる)になっているケースが大半です。 

そこで骨盤・背骨矯正が必要になってきます。背骨の弯曲は骨盤の角度の影響も受けますので、骨盤を正しい位置に矯正し、さらに腰椎の矯正で前弯を出していきます。

矯正すると背骨はキレイになり、動きも出ます。が、筋肉の状態が悪ければ筋肉の影響を受けてまた背骨も悪い状態に戻ろうとします。

施術その2:深部筋トリガーポイント指圧術

ですから、筋肉も併用してしっかり治療していきます。特に背骨に近い深い部分の筋肉を重点的にアプローチしていくのです。揉みほぐすようなマッサージではなく、指圧で深部の筋肉の悪い部分をしっかり押さえていき、いい状態に変えていきます。そうすることで背骨、筋肉どちらもいい状態に近づいていき痛みが軽減していきます。

 施術その3:温熱療法

温熱治療も効果はあります。急性の腰痛では冷やす場合もありますが、筋肉の熱感がなかったり、お風呂に入っても痛みが増さないといった腰痛では温めた方がいいです。

温めることで血液循環も良くなり、筋肉の治療としてとても有効です。

また、温める方が気持ちよくてリラックスできますからね!

 

さてさて、長々と書いてきましたが、本当に私は骨盤・背骨矯正、深部筋トリガーポイント指圧術、温熱療法の3つの治療でぎっくり腰を3日で治しました。

すべてのぎっくり腰が3日で治るわけではありません。やはり、腰への負担のかかり方や発生頻度、年齢等により治る期間は個人差があるとは思います。

ただ、しっかり施術をすることで早く良くなるということは私が身をもって体験しました。

ぎっくり腰になった時は動くのもつらく、外出するのも大変になりますが、なんとかかんとか来院して当院の施術を受けてみて下さいね!

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腰痛